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CCNAとは? 基本情報から難易度・受かる勉強方法まで徹底解説

「CCNAってネットワーク未経験でも合格できるの?」「CCNAを取得するにはどうすれば良いの?」などという疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。ネットワークと聞くととても難しそうと感じてしまい、自分にできるのか不安に思う人も多いでしょう。

ネットワークは、確かに専門的な知識が必要になりますが、基礎から学ぶことで未経験の人でもチャレンジしやすい環境でもあり、今後もエンジニアのニーズがますます高くなる成長産業のひとつです。

この記事では、CCNAとはどのような資格なのか、受験に必要な情報や勉強方法をわかりやすく紹介します。

目次

開くCCNAとは|世界共通のネットワーク初級資格シスコ認定のネットワークエンジニアの初級資格国が運営する国家資格でなく企業が運営するベンダー資格試験が改訂されて試験範囲の9分野が統合! CCNAを取得することのメリット①ネットワークのスキルが証明でき未経験から転職でも有利に②市場価値が上がり年収アップも③ベンダー資格なので資格で得た知識をそのまま業務で使えるCCNAはどんな仕事に役立つ? ネットワークの業務全般通信業界のコールセンターや事務営業やマネジメント業務これで丸わかり! CCNA試験概要受検方法:試験会場での受検もしくはオンライン前提資格:必要なしCCNAに前提資格はない試験範囲:6つの分野から出題試験時間:120分出題形式:CBT試験日と試験会場:全国で随時開催合格発表日と不合格の場合の再受験についてCCNAの難易度ITスキルはレベル2CCNAの合格点は未公開だが目安は825~850点CCNAの合格率は25~30%CCNAは200時間以上の勉強が必要次のスキルアップを目指すならCCNPCCNAの受験方法や申込み方法CCNAの受験料と支払い方法CCNAの申し込み方法CCNAの有効期限と更新方法CCNAを受験する際の注意点➀試験情報が更新されていないか確認しよう➁試験会場は早めに予約しよう➂試験には本人確認証を忘れずに持参しよう➃本番試験は問題を飛ばすと戻れないので注意しようしっかり対策して臨もう! CCNAの3つの勉強方法①参考書と問題集を活用して独学で学ぶ②Webサービスを活用して独学で学ぶ③スクールを利用して講師のサポートで学ぶネットワークエンジニアを目指すならCCNAを取得しよう!杉田 早保

キャリアアドバイザー

杉田 早保

これまでの営業経験やキャリアコンサルタントの国家資格を活かし、効果的なコミュニケーションと問題解決力を培い、個々のキャリアの成長支援に情熱を注いでいます。「初志貫徹」をモットーに、自分らしく輝くキャリアパスを見つけるお手伝いをします。常に相手の立場に立ち、親身なサポートを提供できるよう努めています。

石川 未雪

キャリアアドバイザー

石川 未雪

企業の特性や受講生の要望を汲み取り、企業にとっても受講生にとっても良いマッチングができるよう就職活動をサポートしています。「誠実」をモットーに受講生が安心して就活に専念できるよう尽力しています!前職の精神科で培った「傾聴力」を活かし何でも相談できる存在になれるよう日々求職者に寄り添っています!

最短1か月でCCNAを取得できる!完全無料のITスクールでエンジニアを目指そう

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CCNAとは、アメリカのシスコシステムズ社が実施している世界基準の認定資格で、ネットワークエンジニアを目指す人の入門的な位置づけの資格です。

シスコシステムズ社は、ネットワークを提供するCiscoルーターやCatalystスイッチと呼ばれる通信機器において世界シェアの55%を占めている最大手です。

同社の認定資格であるCCNAは、基礎的な知識から実務に必要な機器の操作や実務に役立つ内容まで幅広く学ぶことができるため、ネットワークの知識を得るために最適な資格と言われています。

杉田 早保

キャリアアドバイザー

杉田 早保

Cisco製品はネットワークの構築で非常によく使われ、CCNAの資格勉強で取得できるCisco機器の設定方法や管理方法は実務で非常に役に立つためネットワークエンジニアの中では定番の資格となっています。 さらに、Cisco製品を使ったネットワークの構築方法だけでなく、ネットワークを構築するために必要な基礎知識から最適な構築方法まで習得できるメリットがあります。

Cisco社の資格は有効期間を定めているため、3年以内に資格の更新が必要になります。一般的には、上位資格を取得して更新することが多く、CCNAを取得したならばCCNPなどの上位取得のために勉強をおこなう必要があります。採用担当者からは資格の更新を続けているエンジニアは勉強を続けているという証になり、自己研鑽を続けることができるエンジニアとしての評価も得られ、採用可否を決める要素の1つとなっています。

シスコ認定のネットワークエンジニアの初級資格

CCNAは、ネットワークエンジニアを目指している未経験者や、すでに仕事に就いたうえで理解を深めてスキルアップや給与アップを目指しているエンジニアが取得すると役に立つ資格です。

シスコシステムズ社認定資格

難易度は初級者向けの資格ですが、ルーターやスイッチに関する技術的な内容やネットワークの知識、通信の仕組みまで基礎的なことを幅広く学ぶことができます。

ネットワークの基礎とはいえ学ぶべき範囲が非常に多岐に渡るため、簡単に取得できる資格とは言えませんが、未経験の人も時間をかけて学ぶことで十分合格できる資格です。

国が運営する国家資格でなく企業が運営するベンダー資格

CCNAは国が運営する国家資格ではなく、シスコシステムズ社が運営するベンダー資格です。ベンダー資格とは、ハードウェアやソフトウェアを販売しているメーカーが運営している資格を言います。

国家資格と違い、ベンダー資格の試験ではメーカーの製品に備わっている技術に関する問題が出題されます。そのためCCNAの試験に合格するためには、ネットワークの知識に加え、製品についての知識から設定方法や管理方法まで理解しておかなければなりません。

また試験の出題範囲や試験内容に関する改訂やバージョンアップもシスコシステムズ社の裁量によっておこなわれるため、受験を考えている人は最初は試験に関する最新情報を取得するためにメーカーの公式サイトで確認しておきましょう。

試験が改訂されて試験範囲の9分野が統合! 

CCNAは、2020年2月に大幅に変更されました。以前は専門分野ごとに「CCNA Routing & Switching」、「CCNA Cloud」「CCNA Collaboration」「CCNA Data Center」「CCDA」「CCNA Industrial」、「CCNA Security」「CCNA Service Provider」「CCNA Wireless」の9つがあり、単にCCNAというとRouting & Switchingのことでした。

CCNA試験の変更内容

これらの9つの資格がCCNAに統合されたことで、セキュリティや無線のスキルも持っていると認定されるため、ネットワークのスキルを包括的に持っている技術者であると認定される大変お得な資格となりました。

石川 未雪

キャリアアドバイザー

石川 未雪

CCNAが改定された理由の1つにクラウドの需要増加があります。クラウドが登場する以前は、ネットワークの構築はルーターやスイッチにコマンドを投入して設定を行ってLANケーブルを接続するのが通常の方法でしたが、AWSなどのクラウドの登場によりウェブブラウザ上でクラウドサービスを使ってネットワークを構築するケースが増えてきています。

その他、ハードウェアやソフトウェアの設定情報などあらゆる情報を管理できる構成管理ツールを使って、ITインフラの構築や運用を自動化でおこなえるようになってきているのも大きな影響の1つです。改定後のCCNAではネットワークの運用の自動化に関する問題が出題され、CCNPからはITインフラ構築の自動化のためにPythonのプログラミングに関する問題も出題されます。

CCNAの試験内容については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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\まずはこの資格から/未経験からエンジニアになりたいならCCNAが有効

未経験からネットワークエンジニアを目指したいときに最適な資格であるCCNA。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。

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CCNAを取得することのメリット

ネットワークのスキルが証明でき未経験から転職でも有利に市場価値が上がり年収アップもベンダー資格なので資格で得た知識をそのまま業務で使える

CCNAを取得することで、ネットワークに関する知識やスキルが証明できたり、企業によっては報奨金を支払ったりとメリットがいくつかあります。特に、未経験からネットワークエンジニアに転職を考えている人にとって採用担当者の人への良いアピールにもなります。

また、システムを作るためには必ず何かの製品を使って設定していくため、製品に関する知識が得られるベンダー資格ならではのメリットもあります。ここではCCNAを取得することで得られるメリットについていくつか紹介します。

①ネットワークのスキルが証明でき未経験から転職でも有利に

CCNAを取得することでネットワークエンジニアとして必要な知識や技術が身につくため、取得後は即戦力のネットワークエンジニアとして評価されるでしょう。

そして、未経験から転職する場合は、企業や採用する人事の方にとっても、CCNAを持っているということはネットワークの仕事をするための必要な知識やスキルを持っている技術者であると判断され転職の際に有利に働きます。

②市場価値が上がり年収アップも

履歴書や本人のアピールだけでは判断基準が明確ではないため、どのような知識と経験を持っているかは、第三者からすると判断しにくいことが多々あります。

たとえば、面接でネットワークエンジニアとして3年間仕事をしてきた経験をアピールした場合でも、高度なスキルで経験を積み重ねた人と基礎的な経験を積み重ねた人とでは、現在持っているスキルに大きな差があるでしょう。

そのため、エンジニア経験の長さだけでは評価を正確に判断することは難しく、企業側からすると市場価値がわかりにくい面があります。

一方で、CCNAやその上位資格であるCCNPなどを持っていると、エンジニアがどのレベルの知識やスキルを持っているかが明確になるため、自分自身の市場価値が上げやすく年収アップにもつなげることができるでしょう。

資格取得者に報奨金を支払う企業もある

企業によってはCCNAを取得することで試験代を支払ってくれたり、報奨金を支払う企業もあります。さらに毎月の給与に手当として支給する企業も存在します。

企業が仕事を受注する場合は、顧客から必要なエンジニアのスキルとして資格を指定されることがあります。そのため、資格を持っている社員がいることで会社は新しい仕事を受注する機会にもなるため、社員に手当をつけてでも資格を取得してほしいと考える企業はたくさんあります。

CCNAの取得は市場価値や年収アップ以外にも会社にとっても利益があるため、社員と会社の両方にメリットがあります。

③ベンダー資格なので資格で得た知識をそのまま業務で使える

CCNAの試験ではCiscoのルーターやスイッチに関する問題が出題されるため、資格試験で得た知識は現場に入ってもそのまま使えます。

たとえば、ネットワークがCiscoのルーターやスイッチで構成されていた場合は当然、資格勉強で得たCiscoのルーターやスイッチに関する製品の知識はそのまま使えるので、即戦力として業務ができます。

また、IDC Japanの調査によると2021年度の統計では、国内のネットワーク機器のシェアは半分がCisco製品となっており、Cisco製品で導入している企業がたくさんあることがわかります。そのため、Cisco製品についての知識やスキルはネットワークの業務において幅広く活かすことができます。

参考サイト:2021年の国内ネットワーク機器市場シェア、1位はシスコで48.1%、2位はNEC、3位はアライドテレシス─IDC

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CCNAはネットワークに関する知識やスキルを得られる資格なので、ネットワークエンジニアを目指す人だけでなく営業やコールセンターなどさまざまな業務で活かすことができます。

IT業界では業務をするにあたってエンジニアでなくともネットワークの知識が必要になる場面はいくつかあります。ここではCCNAを取得することで具体的にどんな仕事に役立つのか紹介します。

ネットワークの業務全般

CCNAはネットワークに関する資格なので、当然ネットワークの業務全般に活かすことができます。さらに、ネットワークの業務でCisco製品を使う機会があれば、なおさらCCNAで得た製品に関する知識は活かされます。そして、ネットワークエンジニアとして業務を続けていくためにはCCNAで得た知識はずっと使うことになります。

ネットワークエンジニアの業務はさまざまですが、ここではネットワークエンジニアとして具体的にどんな業務でCCNAが役立つか紹介します。ネットワークエンジニアを目指してCCNAの取得を考えている人は、CCNA取得後にどんな業務があるか参考にしてみてください。

ネットワークの運用や保守ができる

ネットワークエンジニアが行う主な業務は、「要件定義」「設計」「構築」「運用・管理」「保守」「監視」の6つがあります。要件定義が最も高度な業務で、監視業務が比較的簡易な業務となります。

ネットワークエンジニアの6つの仕事内容

ネットワークエンジニアとして最初に配属されることが多いのは監視業務は、企業ネットワークが問題なく通信できているかを24時間体制でチェックをする業務で障害になれば保守担当者へ連絡したり、ユーザーへ周知をするのが主な業務です。

ネットワークは、安全かつ安定して通信できるように設計されており、基本的に障害が発生することは少ないので、監視業務はネットワークの知識を持っていない人でも、マニュアル通りに対応することで業務できます。

そして 、「運用・管理」「保守」は監視業務と違って、機器の設定変更作業があります。CCNAを持っているとネットワークの知識やルーター、スイッチの操作を理解していることになるので、上位業務である保守や運用・管理業務を最初から任せてもらえる可能性が高まるでしょう。

社内SEの業務ができる

CCNAで得たネットワークの知識があれば社内SEの業務もできます。 社内SEの主な業務は会社内のITシステム全般の運用と管理なので、システムの運用や管理には当然ネットワークの知識は必要になってきます。

たとえば、ほかの部署から社内のサーバーに接続ができないと申告があればネットワークを調査する必要があるので、CCNAで得た知識を活かすことができます。そのほか、業務上サーバーを増やすことになればネットワークの構成変更やルーターやスイッチの設定変更が発生して、そこでもCCNAで得たネットワークの知識を活かせます。

さらに社内のシステム構築をベンダーに依頼する場合も、ベンダーから上がってきた設計資料を理解するためにもネットワークの知識は必要なので、CCNAの知識が役に立ちます。

ネットワーク機器の製品サポート業務ができる

ネットワーク機器の製品サポート業務でもCCNAで得た知識を活かすことができます。製品サポートの業務は、運用エンジニアからの問い合わせに対して製品の技術的な質問に対する回答や、製品仕様を確認するための検証などです。

特に製品仕様を確認するために検証をする場合は、環境構築のために最初はネットワークを作らなければならず、ここでもCCNAで得た知識が活かせます。検証のためにネットワークを作る場合は、Ciscoのスイッチをルーターの設定ができれば環境構築もスムーズにできます。

そのほか、運用エンジニアからの問い合わせに対して回答をする場合もどんなネットワーク環境で問題になっているかを把握するためにもネットワークの知識が必要になるため、ここでもCCNAで得た知識を活かせます。 

通信業界のコールセンターや事務

CCNAが役に立つのはエンジニア業務だけではありません。通信キャリアやISPなどネットワークの障害対応の1次受付窓口のヘルプデスクやコールセンター、事務などでもCCNAで得た知識を活かせます。 

障害対応の受付業務では、システムを管理しているエンジニアから障害の申告を受けてから調査や保守などをおこないます。運用エンジニアから障害の内容を説明された場合は、CCNAで得たネットワークの知識があればネットワークの専門用語を理解して障害対応もスムーズにできます。

また、障害の調査をする場合は、どんなネットワーク環境で障害が起こっているか理解する必要があるので、その場合もCCNAで得た知識を活かせます。

さらに信業界で事務をする場合も、業務上会話の中でネットワーク用語は普通に使われるためCCNAの勉強しておけば周囲で飛び交う専門用語を理解でき円滑にコミュニケーションが取れます。

営業やマネジメント業務

ネットワークエンジニアだけでなく営業やマネジメント業務でもCCNAで得た知識を活かすことができます。

たとえば、ネットワーク機器を販売したり、SIerとしてネットワーク構築を受注する場合は、「営業やプロジェクトマネジメントは顧客のネットワーク環境を理解して何が問題になっているのか」「またはどんなネットワークを作って欲しいのか」を理解して要件定義を作らなければなりません。

そうなるとネットワークの知識は必須で、CCNAで得た知識があれば、エンジニア任せにならずに要件定義を作ったり、顧客とも技術的な会話ができたり、高度な折衝ができます。

また、システム開発の受注後も営業やマネジメントの立場でもネットワークの知識があれば、ネットワークの設計や構築するエンジニアと技術的なコミュニケーションが取れるので、プロジェクトを円滑に進められます。

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短期間でネットワークエンジニアになりたい人未経験からネットワークエンジニアを目指す人費用をかけずにCCNAを取得したい人エンジニアスクールについて詳しく見てみる▷これで丸わかり! CCNA試験概要

試験内容が改訂される前は9つの分野に細分化されていて、それぞれ別の資格として認定されていましたが、統合されたことでCCNAを取得すると9つの分野の知識とスキルを持っていることの証明になったので大変お得になりました。

その分、学ぶべき内容が多くなって試験範囲が広くなったため、試験問題数の増加にともない試験時間も増えましたが、出題形式に変更はなく回答方法も今までと変わらないので、回答に対する対策までは必要ありません。

CCNAの試験概要資格種類ベンダー資格受検方法試験会場での受検もしくはオンライン前提資格必要なし(13歳未満は受験不可、13歳から17歳までは保護者の同意が必要)試験範囲• ネットワークの基礎• ネットワークアクセス• IPコネクティビティ• IPサービス• セキュリティの基礎• 自動化とプログラマビリティ試験時間120分出題形式CBT(パソコンの画面上で解答)試験会場CBTを運営する「ピアソンVUE」のテストセンター試験日随時(テストセンターに連絡して自分が受験したい日を決める)合格発表日試験直後(テストが終わった直後にパソコンの画面上に結果が出る)不合格後の再受験受験日の翌日から5日間経過して再受験できる受検方法:試験会場での受検もしくはオンライン

CCNAを初めて受験する人は、まず最初にピアソンVueでアカウントを作る必要があります。アカウントの作成方法については公式サイトで手順が公開されているので確認してみてください。 

アカウントを作ったらどんな方法で受験するか決めましょう。CCNAの受検方法は「ピアソンvueのテストセンターで受検する方法」と「自宅からインターネットを使ってテストセンターにアクセスして受検する方法」の2通りあります。

ピアソン vue などのテストセンターで受験する場合は、 メールかまたは電話で直接テストセンターに問い合わせをして、試験日を決めて、テストセンターの指示に従って試験代の支払方法を決めます。

自宅からインターネットを使ってテストセンターにアクセスして受検する場合は、自宅の環境でテストが受けられるかオンラインテストに合格しなければなりません。オンラインテストの実施方法については Cisco の公式サイトで確認してみてください。 

前提資格:必要なし

CCNAを受験するための前提資格や条件はないので、誰でも受験できますが、年齢制限で13歳未満は受験できず、13歳から17歳までの未成年者は保護者の同意を得て受験および資格を取得できます。

シスコシステムズは、受験を推奨する「1年以上のシスコソリューションの実装および管理経験」「基本的なIPアドレス指定の知識」「ネットワークの基礎に関する深い理解」の方向けの試験として案内しています。

ネットワークの実務経験や基礎知識を持っている人が受験する資格であるように見受けられますが、未経験者の人が取得するのが不可能なわけではありません。簡単ではないことは確かですが、しっかり学ぶことで合格できます。

CCNAに前提資格はない

CCNAを受験するための前提資格や条件はないので、誰でも受験することができます。ただし、年齢制限で13歳未満は受験できず、13歳から17歳までの未成年者は保護者の同意を得て受験および資格を取得することができます。

シスコシステムズは、受験を推奨するを「1年以上のシスコソリューションの実装および管理経験」、「基本的なIPアドレス指定の知識」、「ネットワークの基礎に関する深い理解」の方向けの試験として案内しています。

ネットワークの実務経験や基礎知識を持っている方が受験する資格であるように見受けられますが、未経験者の方が取得するのが不可能なわけではありません。簡単ではないことは確かですが、しっかり学ぶことで合格することができます。

試験範囲:6つの分野から出題CCNAの出題範囲

改訂後のCCNAは「ネットワークの基礎(20%)」「ネットワークアクセス(20%)」「IPコネクティビティ(25%)」「IPサービス(10%)」「セキュリティの基礎(15%)」「自動化とプログラマビリティ(10%)」の6つの分野から出題されることとなりました。

※()内は出題の比率

ネットワークの階層モデルの各機能に対する理解が必要になる「ネットワークの基礎」やスイッチングやルーティングに対する理解が必要になる「ネットワークアクセス」「IPコネクティビティ」の3つで配点が全体の半分になり、合格のためにはこの3つの分野を最初に確実にマスターしておきましょう。

また、「自動化とプログラマビリティ」ではJSONやREST APIなどデータの取り決めや扱いに関する理解が必要なので、今までのCCNA試験とは違って少し開発系エンジニアの色が強い分野になります。

改定後のCCNA試験は、旧試験で9つあったアソシエイトの分野がすべて統合されているため範囲も広く難易度も上がっています。 

CCNAで出題される問題については以下の記事で詳しく紹介しています。

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CCNAで出題される問題とは? 試験に役立つ問題集やサイトまで徹底解説 試験時間:120分

CCNAの時間試験は120分で100問程度が出題されます。1問1分ほどで回答しなければならないため、初めて受験する人の中には不安になる人もいるのではないでしょうか。

たとえば、ある問題で時間を使いすぎてしまい焦ってペースを乱してしまうと、冷静に回答できなかったり全問回答できなかったりする可能性があるので、あらかじめ時間配分を決めておくことが重要です。

改訂前の試験は、90分で50~60問だったので時間配分に少し余裕がありましたが、問題数が倍近くに増えているため、1問あたりに使える時間は相対的に減ってしまいました。

そこで、試験では問題文を読んだらすぐに回答していく必要があるので、苦手な分野を作らないように満遍なく勉強すること、感覚をつかむために回答の練習をしたうえで試験に臨むのが良いでしょう。

出題形式:CBT

試験は紙でおこなう試験ではなく、PCを使って問題を表示し解答を入力するCBT(Computer-Based Testing)方式でおこなわれます。以下のさまざまな形式で試験問題が出題されます。改定前に出題されていたシナリオ問題とシミュレーション問題は、改定後には出題されていないようです。ただし、Ciscoのチュートリアルにはあるので再度出題されたときのために出題形式を把握しておきましょう。

CCNAの出題形式

選択問題(単一、複数選択)→4~6問ほどの選択肢の中から、正しい回答を1つまたは複数選びます。出力問題→Ciscoコマンドが入力された結果を見て、何を示しているか回答します。ドラッグアンドドロップ問題→マウスでドラッグアンドドロップして正しい順番に並べ替えたり適切なものを組み合わせます。シナリオ問題→ネットワーク構成が表示されたシナリオ形式の問題で、想定される結果を回答していきます。シミュレーション問題→シュミレーターを使ってネットワーク機器を操作して、Ciscoコマンドを入力して要件を満たします。

これらの出題形式を確認できるチュートリアルがCiscoのWebサイトで公開されています。

参考サイト:Cisco Certification Exam Tutorial Videos

すべて英語ですが、動画を見ると非常に参考になるので試験前に一度見ておくと良いでしょう。

試験日と試験会場:全国で随時開催

申込の期限は特にないので、随時試験の申し込みができるようになっているので、受験したいと思ったときに申し込むことができますが、試験会場が埋まってしまうこともあるので、ご自身の勉強スケジュールなどを把握しながら決定すると良いでしょう。

土日祝日でも受験できますが、テストセンターによって開催日が異なるので、申し込みたい会場は前もってチェックしておきましょう。日本全国に100以上あり希望の場所で受験できますが、土日は予約が埋まっていることが多いため、テストセンター一覧で希望会場を複数確認しつつ早めの予約を心掛けましょう。

また、試験日はキャンセル規定に則して取り消すこともできるので、人気の会場の場合は先に希望日時で抑えておいて、準備不足や都合が悪くなったらキャンセルするという方法も視野に入れて、臨機応変に対応していきましょう。

CCNAの試験日や申込方法は以下の記事で詳しく紹介しています。

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CCNAの試験日はいつ? 日程の調べ方や申込方法を詳しく解説! 合格発表日と不合格の場合の再受験について

合格発表は、試験を最後まで回答した後すぐに結果がわかるようになっていて、画面上に合否が表示されます。合格者には、試験の約1ヶ月後くらいに登録した住所に合格証が届きます。

不合格となってしまった場合は、再受験ポリシーとして受験日の翌日から起算して5日間は同一の試験を受験できません。

再受験日は、試験終了後に受け取るスコアレポートと呼ばれる用紙に記載されています。たとえば、「再受験日:20-Aug-2021」と書いてあれば、2021年8月20日から受験できるという意味です。

CCNAの難易度

CCNAの合格点は公表されていませんが、一般的には825点から850点を取れば合格できると言われています。また、合格率も同様に公表されていませんが、おおよそ55%から60%と言われています。

合格率を見ると比較的合格しやすい印象がありますが、改定されたCCNAは出題範囲が広くなり、以前と比べて難易度が上がったので、現在の合格率は少し下がっているかもしれません。

もちろん仕事をしながら勉強する方も多いと思いますが、試験対策に必要な勉強時間も多くなったことを意味しているので、資格取得までの長い期間をコツコツ取り組めるように計画的に進めていきましょう。

CCNAの難易度ITスキルレベルレベル2ITスキル標準(ITSS)レベル1合格点の目安825~850点合格率の目安およそ25~30%勉強時間の目安200時間以上上位資格CCNPITスキルはレベル2

CCNAは、シスコ技術者認定試験における難易度区分としては下から2番目のITスキル標準レベル2に該当する試験です。

CCNAのITスキル

CCNAの一つ下の入門資格としてCCTがありますが、日本語化されておらず実質的に受験することができないため、ネットワークエンジニアになるための事実上の入門的な位置づけの試験がCCNAで、未経験者や初級エンジニアが取得すべき資格となっています。

ある程度のネットワークの知識と実務経験を積んでいる方が受験を推奨されている試験ではありますが、実務に役立つうえにネットワークについて幅広く知識とスキルを学ぶことができます。

広い試験範囲をカバーする必要がありますが、問われる内容は比較的浅いところなので、勉強して試験に臨むことで未経験者の方も合格できます。

石川 未雪

キャリアアドバイザー

石川 未雪

ITSSのレベル2はITに関する基本的な知識が身についているとしてみなされ、ネットワークの運用や監視業務にかかわることができます。監視業務ではネットワーク機器のアラームの監視をおこない、アラームが発生すれば重大度に応じて、ログを取得したり特定の部署や保守の窓口にメールやチャットなどで周知をおこないます。

運用業務ではネットワークを利用しているユーザーの業務環境に応じて設定変更をします。たとえばサーバーが新しく追加されれば通信ができるようにネットワークの設定をおこなったり、サーバーが撤去されると通信に不要な設定を削除したりします。

CCNAの難易度はこちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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CCNAの問題はランダムに出題されるため、仮に同じ会場で誰かと同時に受験していたとしても紙の試験のように出題内容が同じではなく合格点も変わります。受験する方にとっては、何点取れば合格できるのか目標が見えず戸惑ってしまう方もいると思います。

CCNAの合格点

試験は1000点満点で最低点が300点となっていますが、合格点ラインは公開されていません。そのため、正確な合格点を把握することが難しいですが、IT系試験に役立つサイト「Ping-t」に

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